■新陰流兵法 伝心舎の紹介
当学舎で研鑽する主たる古武道の流儀は、「新陰流兵法【しんかげりゅう ひょうほう】」といいます。
新陰流兵法は流祖・上泉伊勢守秀綱【かみいずみ いせのかみひでつな】が戦国の世に興した、我が国を代表する剣術流派です。江戸期には、新陰流二世・柳生石舟斎宗厳の子、柳生宗矩【むねのり】が将軍家指南役を務め、その兵法理論は、戦乱無き徳川260年を支えたとも言われております。
伊勢守の新陰流の刀法はまた、尾張柳生家に伝えられ、数多の戦禍を潜り抜け、現代では、昭和44年から平成末まで「新陰流兵法 転会【まろばしかい】」を主宰し道統を守護された渡辺忠成先生の精力的な活動により、その全てが余す所無く伝承されてまいりました。
◇◇【資料映像「新陰流兵法 渡辺忠成傳」】、【映像版初中級向教本「新陰流兵法(上・下巻)」】いずれも製作販売QUEST◇◇
当学舎主幹は、渡辺先生の膝下、25年の間そのご指導を仰いでまいりましたが、平成末年を区切りに転会を離れ、私設道場「伝心舎」を開所することといたしました。
不肖主幹の器の限りではありますが、これまでの先生の教えをいささかも損なうことなく、また何も足さず、を旨として、引き続き、適切な稽古機会を提供してまいります。
按ずるまでもなく、現代人のモビリティの劣化は目を覆うばかりであり、これを補うべく、「神経筋制御能」に関する理論に基づくパーソナルトレーニング法を導入し、新陰流が求める動きの追及に資することとしております。
なお、当学舎では新陰流の剣術/小太刀/杖術/奪刀法(体術)の他、制剛流抜刀術を併習するなど、由緒正しい古武道を総合的に稽古する為のきめ細かい教程を完備しています。
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