居合道 道場案内所 

神心館道場しんしんかんどうじょう

神心館道場
流派 関口流
所属 所属なし
公式サイト http://sekigutiryu.web.fc2.com/
種別 道場
稽古内容 居合、 抜刀、 試し斬り
見学 事前連絡が必要
お問い合わせ こちらのページをご利用ください


神心館道場の紹介

流派の正式名称を関口流せきぐちりゅう抜刀術いあいと言います。

先祖がのこした尊い教え、その勢法を間違いなく受け継ぎ次の世代へ伝承し、時代の趨勢すうせいとともに変転する武士に対する価値観にも呼応いたし、流祖の教えるわざが絶対なる精神であり剣技であることを今世代に顕現実証しなければならない使命があり、これを果たして初めて武士道伝承の意義があります。

その為には、すなわち作法の深心機運の奥義を、己において帰趨きすうする鍛錬稽古の継承だと考えます。

練磨修練の奥旨を悟り、抜刀術いあいの秘奥を開眼の為、艱難辛苦 日々鍛錬精進し 本懐を目指し増々剣心を練磨すべく先祖の勲功を受け、武門の誉れ万代でもと伝え遺した武勲の足跡を糧とし、剣禅一体の境涯を求めるものです。

今に生きる”侍”として武士道の神髄の追求に生涯をかけ、全身全霊を傾注できれば幸せな人生であると考えます。

侍の魂といわれる神聖なる日本刀、武士道によって今日の日本人の精神の規範となり道徳となった崇高な侍の威厳、偉功を尊守しその威信に貢献できればと考えます。

指導人員は1回に10人位で、日数は自由です。
道着、帯、足袋、模造刀または真剣が必要です。数本の練習用模造刀は有ります。
道場は約50坪で一度に50人程は入ることができます。
試斬場は芝生の日本庭園で、春には枝垂れ桜がとても綺麗です。

他、自宅内に併設されている宝物殿は二間続き書院造りで、刀剣は古刀中心の約40振、鎧兜、槍など武具多数あります。これだけでも必見の価値あります。
道場2階は50坪の貴賓室仕様で宿泊可能ですので、遠方からお越しいの方もお受けいたします。

外国人の指導も受け付けています。

関口流抜刀術(新心流)

戦国時代から続く関口流

開祖 関口せきぐち弥六右衛門よろくうえもん氏心うじむね柔心じゅうしん(1596〜1670、)は徳川家の家人として育ち、長じて松平飛騨守ひだのかみに仕え、本多甲斐守かいのかみに招聘された後、寛永かんえい十六年(1639)に紀州きしゅう(現在の和歌山県付近) 徳川頼宜よりのぶに客分として待遇されました。

初代 八郎左衛門はちろうざえもん實親業魯伯さねちかうじなりろはく(1630〜1716)は紀州藩指南役を拝命します。
和歌山市では無形文化財に指定されています。


紀州藩から松代藩へ

八郎左衛門はちろうざえもんの門人の松代藩主 真田さなだ伊豆守いずのかみにより松代藩まつしろはん(現在の長野県)へ伝承します。弟 頼母 氏宗うじむねは伊達家 指南役を拝命します。

氏宗うじむねの子 彌太郎まゆたろう氏暁うじあきは寛永 御前試合に出る程の名人勇士で宮本武蔵、佐々木小次郎とも対戦し、将軍家指南役に推挙されるも固辞します。

関口氏族は清和源氏せいわげんじ八幡太郎義家はちまんたろうよしいえの流れをくむほまれ高き名門で、祖父の初祖 関口刑部大輔氏広親永ぎょうぶだゆううじひろちかながは戦国大名 今川 義元いまがわ よしもとの妹婿で、徳川家康 正室 築山殿つきやまどのは娘であり、つまりは家康の義父にあたります。

桶狭間おけはざまの合戦時は京で義元よしもとの上洛を待ち討死はまぬがれたが、徳川・今川 不仲後疑念を持たれ自刃じしんする。氏心うじむねの父 刑部大輔氏幸ぎょうぶだゆううじゆきは今川氏滅亡後、家康の長男 信康のぶやすの側近に侍したが、信康のぶやすがその室(徳姫とくひめ)の父たる織田信長により切腹せしめられた後、松平上野介こうずけのすけの家臣となります。柔心じゅうしんは日本柔術のとも記される程の名流で、居合、剣術、馬術、槍、薙刀、祖討の法、中国拳法、捕縛等武芸十八全般に秀でた戦国剣豪を代表する生粋の武人です。


江戸三大流派の一つに

甥 弥五右衛門氏成うじなりによって彦根藩(現在の滋賀県)に伝わり、井伊直弼なおすけは希有な剣客で新心新流を興しました。

弥左衛門よさえもん頼宜よりのぶによって小関口流と称され、柔新心流の名で尾張徳川家へ伝承されます。井沢長秀いざわながひでが澁川義方から学んで肥後細川藩(現在の熊本県)へ伝承します。また、甥の関口せきぐち氏成うじなりの系統は和新心流やわらしんしんりゅうと呼ばれ、徳川幕府の庇護の下、江戸三大流派の一つとされ、西尾藩(現在の愛知県西尾市)、南部藩(現在の岩手県盛岡市)、伊達藩(現在の宮城県仙台市)、因州池田藩(現在の鳥取県)、桑名藩(現在の三重県桑名市)などに広く伝承されていきました。


唯一無二の太刀抜き

剣技は肥後栫朱鞘の長刀を帯刀し、静淵から激越に変化する美技の連続で、一度ひとたび抜けば一刀のもとで敵を倒す電光石化の剣です。また、戦国時代の太刀抜き刀法を継承する希有な流派でもあります。
単に「居合」といふが関口流のみは抜刀といひ、他流は凡て皆居合といへり、坐したままで佩刀を自由に引抜き敵を斬り又は敵と戦ふ術、一に「抜刀いあい」といふ(肥後武道史)

肥後流居合とも呼ばれます。

津軽 十二代藩主 承昭つぐあきら宗藩そうはん肥後熊本 細川藩御流儀、津軽十一代藩主 順承ゆきつぐ宗藩尾張 徳川家御流儀で津軽藩とも有縁の流派です。五代藩主 津軽 信寿つがる のぶひさ夫人は家康の娘亀姫の孫で津軽家と血縁関係にあります。


竹林演武

フォトアルバム(写真をクリックすると拡大表示します)

畳ゴザ巻き八本土壇斬り
本物の甲冑を着用して騎乗
弓術も指導します
火縄銃も指南します
竹試斬 袈裟斬り
 
甲冑を着用して稲わら斬り
稲わら巻き斬り
太刀抜き 業名 横雲
 
関口流抜刀術印可状 八巻
自宅内併設の宝物殿には貴重品がいろいろあります
技名 小太刀 小手切り
姫路城前での演武
道場
 

活動場所
  • 神心館道場

    青森県青森市浪館前田1丁目14-18

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